災害ボランティア室会議


掲載日:2011.04.26

先週末、災害ボランティア室の呼びかけで、民主党の国会議員、秘書で福島に入り瓦
礫の撤去作業と遺留品の泥落としのお手伝いをしてきました。福島はボランティアが
少なく、大勢で入りましたので大変に喜ばれたそうです。他の議員も炊き出しやら、
医療支援やら、それぞれ被災地に入っています。福田衣理子代議士から岩手県の山田
町の水産加工会社の倉庫で魚が大量に腐敗していて、それを片付けるボランティアを
どなたかお願いできないかという話がありました。私が山田町に入った時にお逢いし
た、ボランティアセンターの主幹をしている岡田さんに話をしたところ、対応してく
れました。腐敗の状況は凄まじく、ガスも発生しているとのこと。その魚が50トン
もあるのです。ボランティアの方々に健康被害が起きては大変なので、一旦は無理だ
ということになったのですが、岡田さんが対策を考えて下さり、専門技術を持った
方々が入り、方付けをして下さることになりました。倉庫や冷蔵庫、冷凍庫が壊れて
いるのでいたるところで同じようなことが起きているのでしょう。今までは寒かった
から匂いもさほど気になりませんでしたが、これから暖かくなるに従って厳しい状況
になると思います。ここ1ヶ月くらいの間にやらなければならないことが沢山ありま
す。被災地で肺炎の患者さんが増えているそうです。昨年の同時期の5倍とも言われ
ています。瓦礫撤去の際に飛散する粉塵の影響なのか、海底から津波とともに上がっ
てきたヘドロの中に有害物質があるとも言われていますのでそのあたりも心配です。
これから本格的な瓦礫撤去が行なわれる時に、そこで暮らしていて大丈夫なのでしょ
うか。高齢者だけでも、3ヶ月、半年、安全で健康を守れる地域に一時的に移住をし
て頂いたほうがいいのではないでしょうか。ただ受け入れ情報を流してもなかなか移
住しようとは思わないでしょう。説明や説得が必要です。命を守る為です。夏場にな
ると食中毒も心配です。早く、避難所暮らしから自立の方向に向かないと、善意や努
力がとんでもないことになりかねないと心配です。

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