週末


掲載日:2011.06.28

北海道に戻らなかった週末は初めてかもしれません。土曜日、道休衆議院議員のお誘
いで、国連世界食糧計画WFPの皆さんの被災地での支援が間もなく終わるという事な
ので、お礼と視察に石巻に行って参りました。はじめて伺った頃からみると、瓦礫も
きれいに片づけられ、様子はずいぶんと変わりました。しかし、沿岸部の港や漁業施
設はほとんど手つかずといった感じ。日本製紙も頻繁にトラックが出入りしていまし
たが、再開はいつになるのだろうというくらい、施設は大きなダメージを受けたまま
です。少しづつ、前に進んでいるのでしょうが、改めて東日本大震災の被害の甚大さ
を実感しました。石巻では総合運動公園で、WFPが寄付、設置した大型テントを見せ
て頂きました。支援物資の集荷場として使われていました。しっかりとした巨大テン
トですが、10人いれば一日で組み立てもバラシもできるそうです。そこで、災害対
策本部担当の方から現状を伺い、その後、ボランティアセンターとなっている、石巻
専修大学へ。社会福祉協議会の担当の方から、ボランティアのニーズとマッチング、
そして現状と今後の事をうかがいました。6000組以上のボランティアのマッチング
はほぼ100パーセントだったそうで、今だ3000人以上の方々がボランティアと
して様々な支援を続けているそうです。その後、避難所になっている、湊小学校へ。
ちょうど支援物資の支給がされているところで、自宅避難している方々も、買い物が
できないということで油やお米、味噌、洗剤や色々な食糧、重たいものを袋一杯に詰
め込んで帰っていきます。車まで運ぶのをお手伝いさせて頂きながら色々とお話をさ
せて頂きました。なかなか進まない復旧作業、仕事を失った、家族を失った、これか
らさきどうしたらいいのか、悲しみが少しずつ怒りに変わってきているようなそんな
気がしました。目に見える形で、実感して頂ける支援を被災地に入ってやっていかな
いと政治に対する不信感、絶望、どんどん広がっていきます。私1人の力は小さなも
のですが、できる事を一つ一つやっていきます。行きも帰りも東北新幹線に乗りまし
たが、JRの復旧のスピードはさすがでしたね。はやぶさ、こまちに乗車しましたが快
適でした。仙台まで2時間と少し。東北はすぐ近くです。日曜には「ショート・
ショート フィルムフェスティバル」の表彰式にお招きいただきました。明治神宮の
敷地内にある会場には主催者の俳優別所哲也さんをはじめ、各界から多くの方々が出
席。国土交通大臣賞、環境大臣賞などもあり、省庁から官僚も大勢出席。三時間に渡
る、華やかなアワードセレモニーでした。札幌出身の歌手・大黒摩季さんとお話しし
たんですが「どさんこチームで、被災地の元気のために何かやろうよ。私、何でもや
るよ!」と元気いっぱい、熱い思いを語っていました。また、嬉しい事に、札幌の国
際短編映画祭に作品を出してくれていた、北海道の若い監督二人が受賞。ストップ!
温暖化部門の優秀賞(環境大臣賞)に片岡翔監督の「シロクマ」が選ばれ、旅ショー
ト・プロジェクト優秀賞(国土交通大臣賞)には「TOURISM・HOKKAIDO」の山口洋介
監督が選ばれました。北海道も素晴らしい才能が育っています。みんなで応援しま
しょうね!

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