慰霊施設とウポポイの見学


掲載日:2020.12.11

研究などのために墓から持ち去られたアイヌ民族の遺骨が、謝罪と共に返還されています。墓のあった、出土地域に返還された遺骨もありますが、ガイドラインによって地域に返還されない遺骨を、白老の慰霊施設で保管しています。アイヌ民族の死生観は、「土に生まれ、土に帰る」国がいくら尊厳をもって保管していると言ってもアイヌの方々は祖先の遺骨を一日も早く地域に返したいのです。今回は、保管されている状態を見たいと国に申し入れましたが、実現できず、慰霊行事を行うための施設のみの見学となりましたが、暫く開かれていない超党派のアイヌ議員連盟を動かして、まずは保管状態を確認すること、そして、違法に持ち出された遺骨を研究の対象とさせないこと、そして、故郷の土に1日も早くお返し出来る様に、力を尽くして参ります!

ウポポイ施設内をご案内頂きました。コロナ感染拡大の影響で修学旅行の見学が7割も減っているそうです。

アイヌ民族の持ち去られた遺骨の出土地域へ返還を一日も早く実現させるためにどのようにするか、今後、どのような取り組みをするのか、慰霊施設とウポポイの見学の後に、意見交換をさせて頂きました!

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