斉藤獣医師
掲載日:2011.05.01
私の尊敬する獣医師、札幌石山通り動物病院の斉藤先生、先日、福島県の警戒区域内
のペットと家畜の件でご意見を伺いたいと病院にお電話をしたところ「先生は暫く出
張です」との事。これは先生のことだから・・・「もしかして、福島ですか?」とお
尋ねしたところ、「はい」・・行ってました。さっそく携帯にお電話すると元気な声
が。現地の状況を色々教えてくださり、その後もメールを頂いています。何でもそう
ですがマスコミからの情報は極端というか、ある意味ヒステリックな捏造です。現場
の様子を聞いてみると実際は報道と随分違います。置いてきたペットを心配してい
らっしゃる方、先生が見たところ、健康状態もよさそうで、元気でいるようです。連
れて避難したくても、できないという事情もあるのですから、避難するだけではな
く、現実にきちんと向き合って頂きたい。もっと多角的に取材してくれないと批判や
怒りが生まれてしまいます。福島第一原発の施設の中で24時間体制で働いている
方々の睡眠環境や食事がひどいと東電や政府は命がけで働いている人たちにそんな対
応しかできないのかとメディアは声をあげていますが、施設で働いている250人は
3交代、3日に一度はホテルで宿泊。暖かいものも食べ、シャワーも浴びられるそう
です。3日に一度というのは限られた技術者、専門家にしか出来ない仕事ですから仕
方がないですよね。現場の皆さんはとにかく自分たちが日本を守るんだという意識が
強く、熱い思いで日々頑張っておられるそうです。(28日の朝、電気事業連合会の
方々に来ていただきレクチャーを受けさせていただいた中で伺いました。)