総理の記者会見
掲載日:2011.11.14
金曜日、参議院予算委員会でのTPPに関する集中審議を傍聴、
野党議員の質問、そして総理の答弁をじっくりと聞かせてもらった。総理の答弁
を聞いていて、「えっ!もしかしてこの事知らないのかも」と思うところが大事なこ
とで幾つかありました。以前、菅総理が「官邸は情報不毛地帯。入って来ない情報が
ある」と言っていたのを思い出しました。しかも、具体的な戦略が見えてこない。こ
の雰囲気の中では今は、とても交渉参加とは表明しないだろうなと、私は思っていま
した。じっくり議論して次のタイミングを見計らうというような話になるのではない
かと・・・。そのようにはなりませんでしたが、「TPP交渉参加に向けて関係国との
協議に入る」総理の記者会見で話された内容は、皆さんが何と言おうがこの厳しい状
況の中で、議論を重ね闘ってきた我々としては、その成果が感じられるものでした。
敗北ではなく、新たな闘いのはじまりです。何をどのようにして守っていくか、米国
から何を勝ち取っていくのか、影響の出る分野にはどう対応していくのか、或いは交
渉に参加する事を止めるか。国民の皆さんが大きな関心を持ち始めた今が、国民議論
を高めていくスタートで、私たち慎重派はますます運動を広げていかなければなりま
せん。引き続き頑張りますので、皆さんよろしくお願い致します。土曜日は、民主党
北海道の業界団体との政策懇談会でした。荒井代表、小川副代表、仲野農林水産大臣政務官、佐々木衆議院議員、工藤衆議院議員、山崎衆議院議員、そして私の出席で行われました。TPPに関し
て各団体から厳しいご意見を頂き、それぞれの考えをお話しさせて頂きました。ま
た、第三次補正予算と24年度予算の概算要求についてそれぞれご要望を頂きまし
た。その後、「がん対策」道民フォーラムに顔を出させて頂きご挨拶をさせて頂きま
した。がんセンターの西尾院長にお逢いし少しだけお話をさせて頂きました。道民
フォーラムでは患者会の運営と行政の支援について意見交換がされていました。私
も、両親ががん患者ですので患者さんやその家族を取り巻く様々な問題に対して、ア
ドバイスをもらえたり、支えあいのできる患者会とそのネットワークはとても大切な
ものだと思います。その後、町内会の集まりに参加させて頂き、ご近所の皆さんと楽
しい時間を過ごさせて頂きました。昨日は、民主党北海道女性議員等連絡会議がパー
クホテルで行われ、久しぶりに道内各市町村の元気な女性議員の皆さんとお逢いする
事が出来ました。そして、北海道医師会の創立64周年記念行事の懇親会にお招き頂
き、ご挨拶をさせて頂きました。医師会の皆様にはTPPを慎重に考える会でヒヤリン
グをさせて頂いたり、集会にお集まり頂いたり、本当にお世話になりましたのでTPP
に関して慎重に考える会の考え方と私の決意をお話しさせて頂きましたが、皆さんか
らは厳しいご意見を次々と頂きました。重く受け止めさせて頂きました。