瓦礫の受け入れについて


掲載日:2012.03.26

札幌市の上田市長が瓦礫を被災地外に持ち出す広域処理への疑問があるとして、受け
入れをしない事を表明しました。被災地の復興のためにも全国の自治体が協力して瓦
礫処理を行う、同じ日本人として困っている人たちを助けるのは当然の事。自分たち
の事ばかり考えて痛みを分かち合えないとは何事だというご批判が沢山寄せられてい
ると聞いています。

私は市長に、受け入れないと表明したからにはそれを貫いて下さいと申し上げました。岩手県や宮城県の瓦礫は汚染されていない安全な瓦礫ですと政府は言っています。国の安全基準を下回ればそれは安全と言えるのかもしれません。
しかし、低線量被曝が環境や人体にどんなに影響があるのかは解明されていません。
汚染のないところに例え低い線量であっても被災地の瓦礫を持ちこむ、しかも焼却する事には大きな不安を持っています。一番良いのは被災地で、かさ上げや、海岸防災林を作る基礎に使う(木の根が土中の瓦礫を巻き込んで、強風や波に強い防災林ができるそうです)ことです。廃棄物の専門家に言わせれば、被災地に機材と専門家を送り込んで、瓦礫を種分けすれば復興のための資材として再利用できるものが沢山あるというのです。

リスクと費用を使って全国に拡散することが果たしてベストな選択なのでしょうか。受け入れる自治体はしっかりと独自に線量を計って下さい。そして、なるべく焼却しないでください。焼却灰にすると線量はぐんと高くなりま
す。

札幌は、福島や、関東の線量の高いところから避難してきている人が沢山います。皆さん、瓦礫の受け入れには反対で、札幌市長の考えを大変に評価しています。避難して来ている人たちには北海道は希望の大地なんです。放射能に怯えずにすむ、安心な食品が食べられる。北海道は日本の食糧基地なんです。その責任と役割を守るという事をしっかりと考えて頂きたいと思います。札幌市は被災地から避難してきている方たちのサポートをしっかりとしています。被災地への支援はそれぞれが、それぞれの形で行う事に私は意義があると思っています。マスコミ世論に流されず冷静に判断していくことが重要だと思います。

週末は苫小牧に行って参りました。昨日は、小樽にて鉢呂代議士の政策セミナーに出席。横路議長が講師でした。今日は朝から、予算委員会に出席。午後には沖縄北方特別委員会があります。そして、6時からは消費増税法案に関する議員間議論、7回目になります。今日も夜中までかかるのでしょう。

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