消費増税法案


掲載日:2012.03.28

今日の毎日新聞を読んでいて、ここまでマスコミの報道は偏向していていいのかと愕
然とした。私も30年間メディアで働き、メディアの問題点はよくわかっているが、
政治に関してまでこんなに実際と違うニュアンスの報道がされているのかと、永田町
で働くようになってから驚く事ばかりだ。昨日というか、今日の午前2時突然、前原
政調会長がマイクを握り話しだした。「・・・・ということで、ご一任頂きたい。」

何だこれはと驚いているうちに、執行部の皆さんは一斉に席を立つ。抗議の手が上
がっても、無視。慎重派は前原政調会長を取り囲み、議論を続けるように申し入れ
る。しかし、無視。前原政調会長を部屋の外に出そうという推進派の議員と、絶対に
帰してなるものかという慎重派の議員がぶつかる。しかし、結果は・・怒りと、虚し
さと、言いようのない悲しさが襲ってくる。この8日間、慎重派の議員が中心になっ
て本当に素晴らしい議論を続けてきた。常に苦しい暮らしをしている低所得者、中
小、零細企業の方々の生活。私も、日本の中で起きている深刻な社会問題について訴
え、やる事の順番が違うと話してきた。世の中は、いつものようにメディアと政府の
広報により、「増税しないと日本の国はもたないんじゃないか、仕方がないよね。」
というムードになってしまっている。冷静に考えて下さい。8%、10%、今までに
ない大増税法案です。生活に関わるすべてのものが、倍の消費税になるんですよ。国
民健康保険料も、介護保険料も上がり、ガソリンや灯油も高騰し、電気代も上が
り・・。政府広報が真実なのかどうか、そのことの確認もしないままに、仕方がない
と諦めて本当に後悔しませんか?昨日の事、毎日新聞の記事を検証します。まず、小
沢グループ徹底抗戦という見出し。増税に反対なのは、小沢グループの議員だけでは
ありません。しかも、増税そのものに反対している訳ではなく、今やる事は、景気の
回復、震災復興、社会保障に関する現状の調査(不正受給や、滞納、未納)、行政改
革、そして、皆さんとお約束した議員定数の削減などではないですかと、国民との約
束を守らず、なぜ今月中の閣議決定を急ぐのですかと。もっと、もっと、国民の生活
に負の影響が出ないように皆で考えましょう。2014年4月の増税だったら、他に
やらなければいけない事が山積しているのだから、何も今やらなくてもいいでしょう
という事を言っているのです。やみくもな反対だったら、8日間、40時間以上の議
論が持つわけがないでしょう。

「一任しない」という署名も突き付けてなどいません。川内議員が丁寧に文章を読み
上げて、「ちゃんと最後まで議論しましょう。十分な議論も出来ていないのに一任、
打ち切りは止めて下さい。」とお願いして一人一人が思いを込めて署名したペーパー
をきちんとお渡ししました。民主党は割れているのではありません。国民の生活の現
場がわからない人たちに、わかっている議員たちが必死で、苦しんでいる人たち、こ
れから消費増税によって苦しむであろう方たちの姿を伝えています。そして、財務省
の言っている事がいかにごまかしか、政府の皆さんに目を覚ましてもらいたいと、元
官僚の議員や金融関係の出身の議員たちが説明をする。大事な作業です。時代は大き
く変わっています。社会の環境も、人々の生活も、考え方も。こういう時代だから、
間違った政治を行わないように議論したり、ぶつかる事は大事な事です。民主党政権
になったからできていることなのです。どんな議論をしているか皆さんに、お見せし
たい。見て頂けたら、聞いて頂けたら、頑張っている民主党の若手の議員たちをきっ
と応援して頂けると私は思っています。

 

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