新潟へ
掲載日:2012.05.22
荒井代議士が中心になって、新潟へ国営かんがい排水事業と小水力発電の視察に行ってきました。海抜0メートル以下の土地が約2割を占めるという低平な水田地帯であり新潟県内でも有数の優良農業地帯となっている新川流域地区に行きました。排水機場を視察しましたが老朽化に伴う維持管理費の増加により、新川排水機場、新川河口排水機場は施設維持が困難な状況にあり、国営かんがい排水事業を使って施設の改修が行われています。
その後、亀田郷へ。水との戦いで苦労を重ねてきた地域の中核となってきた亀田郷の土地改良区の皆さんと懇談。その苦難の歴史を記録した映像を拝見し、改めて自然と闘ってきた農業者の大変さを考えさせられました。亀田郷は新潟に隣接する都市近郊農村地帯で水田率約80%の水稲単作地帯。その面積の2/3が−標高地帯であり、かつては「芦沼」と称されるほどの常習的冠水地帯でした。
このような悪条件の地を乾田化し、安定した農業の生産基盤へと変えたのが土地改良事業でした。最後は内の倉発電所へ。貯留水を放水する時の落差と使用水量を利用して発電を行うもので最大出力は2,900KW。豊かな自然に囲まれた美しいダムでした。発電施設の中を見学させて頂きました。かんがい用水などの放水設備を利用しての小水力発電の造成は、これからはどんどん取り組むべきでしょう。