総理の記者会見
掲載日:2012.06.08
15時から18回目の国会事故調査委員会が開かれ、東電の清水前社長が参考人でしたので
傍聴して来ました。最悪の事態を想定して、福島第一原発
からの全員撤退を考えていたのか、一部避難だったのか。官邸、東電本店、福島の現
場でどのようなやりとりがあったのか。清水前社長の話はまるで人ごと。とても責任
者の言葉とは思えませんでした。しかも、緊張の場面で全くそれぞれのコミュニケー
ションが出来ていない。そうは思わなかったとか、そう理解したのかもしれないと
か、そういうことを言ったのではないとか。あれから1年以上たっても危機管理体制
は何も変わっていない。絶対、このままで再稼働をしてはいけないそう思いながら会
館の自分の部屋に戻ってきた。6時から総理の記者会見。祈るような思いで見ていた
が、国民の声は総理には聞こえなかったようだ。今日も朝の会議で、安全対策を何一
つやっていないのに、再稼働は絶対やめてくださいと、政治判断する前にもう一度
ちゃんと話し合いをしましょうとお願いをしたのに、総理は再稼働を決めた。電力需
給の問題や、産業の空洞化、電力料金が上がって国民生活への負担が大きくなると
か、柔らかな口調で話しているが内容は脅しだ!学者を集めて炉の安全や、サイトの
安全を確認する作業を何十回やったって、国民は納得しない。シビアアクシデント対
策に、人々の命を守るための対策に必死に取り組まない限りは、政府の判断は誰にも
理解されない。福島の人たち、全国に避難している方々の事を思うと胸が苦しくな
る。党の多くの国会議員の意見を全く無視していると言っても過言ではない総理の、
政府のやり方は絶対に認めない。