消費税増税法案
掲載日:2012.06.27
昨日、13時から衆議院本会議で社会保障関連法案の採決が行われました。新聞等で
予想されていた数とはそう大きく変わらず、消費税増税法案には民主党の議員57名
が反対票を投じました。欠席・棄権は15人。北海道では山岡達丸衆議院議員が棄権
をしました。報道番組では「国会議員なのだから、棄権をするのは最も卑怯だ!政治
生命をかけて闘うべきだ。」と言っていますが、そんな短絡的なことではないので
す。みんなそれぞれに苦しみながら自分なりの決断をしているのです。(中にはホン
トに卑怯な風見鶏もいますが・・。)山岡議員は北海道の暮らしを守るために「TPP
交渉参加阻止」に、大変な努力を重ねてきました。誰よりも勉強し、賛成派を論破で
きるだけの知識と説得力を持って、会議には必ず参加をし政府に対して多くの意見を
ぶつけ闘ってきたのです。TPPの闘いはまだ終わっていません。山田元農林水産大臣
と共に、北海道ではまだ誰もTPPの異常さに気がついていない頃から、山岡議員と私
とで、札幌で集会を開き運動をしてきました。その頃は「党の決めた事に異を唱える
とは何事か!」と北海道の仲間の方たちは誰も協力をしてくれませんでした。しか
し、今は全国の県連で、民主党北海道だけがTPP反対の決議文を政府に出していま
す。北海道は経済界も、オール北海道でTPPには反対という大きな運動に発展しまし
た。山岡議員は昨日、反対票を投じたかったと思います。しかし、それによって除籍
処分になったらTPPの闘いを続けられなくなる。だから、例え卑怯だと言われても棄
権の道を選んだのだと思います。私も、このところ良く眠れません。食欲もありませ
ん。悲しい想いも、苦しい想いもしています。自分がどういう態度をとるかによって
敵も出来ます。仲間も失います。誤解もされます。でも、自分の信念でやり抜かなけ
ればならない事があるのです。山岡議員はまだ、33歳。とてもすばらしい青年で
す。同じ民主党の仲間として大事な人です。今回の彼の選択を理解してあげて欲しい
です。