森林・林業調査会


掲載日:2012.07.03

6月30日、7月1日と菅元総理大臣、小川参議院農林水産委員長と共に北海道の林業の現場を視察して参りました。他には富士通総研の梶山恵司さん、日吉町森林組合の湯浅勲さん、森林環境リアライズの石山浩一さん、また林野庁の方々、林野労組中央本部の方々、北海道水産林務部の方々など山のプロの方々とご一緒させていただき大変に勉強になった視察でした。特に、浦幌の石井山林はまさに目標となる森です。長年代々に渡る所有者の森への思いとご努力によってこんなにも美しく、元気な森を作られたことに大変感動しました。本別の荒井銘木店で床柱や貴重な高価な木材も見せて頂き従業員の皆様に大変にお世話になりました。足寄町役場では町長から役場の木造施設につてのご説明を頂き、また林業や木質バイオマスへの取り組みについてご説明を頂いた後、大型木質バイオマスボイラーを見学、ペレットストーブやペレットを使ったピザ釜などの製品も見せて頂き、将来的な消費者需要の高まりを予感しました。津別町では丸玉産業㈱津別工場で道産針葉樹合板を製造する過程を見学。その後、工場から出る木屑を燃料に発電・熱利用を行い、工場の電力はすべて賄っています。このコージェネレーションシステムを地域全体に広げていければ、電力の地域での自給自足が可能です。1日は標茶町、鶴居村の林業の現場に入らせて頂き、高性能林業機械、ハーベスタ・フォワーダーによる効率的な現場での作業を見学。鶴居村の森林組合のオペレーターもプランナーも森林・林業再生プラン実践事業でドイツの森林管理を学んできた人たちで、特に林業専用道への工夫と取り組みはなるほどと感心することばかりでした。奇しくも、7月1日、再生エネルギーの固定価格買取り制度が始まった日に菅元総理と北海道の林業の現場にいたこと、私には忘れられない事となりそうです。ご一緒した皆様、またお世話になった方々、本当にありがとうございました。

 

皆様のフォロー・友だち登録が徳永エリの活力になります。
お使いのSNSのボタンをポチってお友達に拡散!!

友だち追加