オバマ大統領来日
掲載日:2014.04.25
米国大統領が国賓として迎えられたのは18年ぶりのこと。今回の首脳会談の結果によっては日本が、戦後最大の危機的な状況に向っていく事になるかもしれないと真剣に考えていた。安全保障、尖閣諸島の安保条約に基づく防衛義務、集団的自衛権の行使についてオバマ大統領はどのように米国の立場、考えについて話をするのだろうと。そして、TPPは日米二国間にいて、基本合意をするのだろうかと。約50分間の共同記者会見をライブで見ながら、両首脳の言葉、一言一言をじっくりと聞いた。安倍総理はバラクとファーストネームでオバマ大統領を呼び、オバマ大統領は安倍総理と。かつてのロン、ヤスのような親密度をアピールしたかった安倍総理にとって、何とも独りよがりな印象を与えてしまった。会見の全体の印象も、「これまで一番良好な日米関係を築いていきたいと思う。」と言う安倍総理の言葉からはほど遠いものだった。メディアを使って、印象戦略で国民の支持を誘導してきた安倍政権の化けの皮が少しずつ剥がれてきている。終盤国会、いよいよ、集団的自衛権の憲法解釈についての議論が本格化する。国民の幸せや平和よりも、歴史に自分の名を残す事に執着する総理大臣のやる事は危険で、無責任である。絶対に止めなければならない。