福島第一原発視察
掲載日:2012.11.13
昨日、福島で「第7回 民主党・福島復興会議」が開かれました。子ども・被災者支援WTの事務局長として会議に出席し、ご挨拶をさせて頂いた後、進行役をさせて頂きました。11月2日に事前会議で県議から回答を求められていた課題について省庁に説明を求めましたが、相変わらずの回答に、私たちも厳しく指摘をせざるを得ない場面もありましたが、行政、地方議員、国会議員、民間の支援団体がこういった会議を通して認識や問題を共有する事はとても大切な事だと考えます。次はまた、福島で12月21日を予定しております。
3時間に渡る会議の後、原発収束・除染WTの事務局次長でもありますので、福島第一原発のサイトに入りました。サイト内で一番線量の高いところへ行き、バスの中からですが3号機、4号機の状態を説明を受けながら見て来ました。乾式キャスクの貯蔵施設の地盤強化工事や、汚染水のタンクの状態、多核種除去設備の工事の様子、放射性廃棄物の保管等のサイトが抱える問題の解決の為の設備や、今後の対応に備えての施設整備等も見てきました。あの事故の後、多くの課題を突きつけられることになり、また莫大な費用がかかっている現実。また、爆発したときのサイトで働く人たちの恐怖と、間一髪の偶然の幸運が重なって大惨事に至らなかった事など職員とバスの中で話をしましたが、こんなことが二度とあってはならない、そのために私たちが出来ることを再確認しました。経済よりもやはり、命。そして、未来に禍根を残さない事です。