APPF報告
掲載日:2013.02.04
今日の東京は、暖かく気持ちのよい朝を迎えました。ロシアに行ってる間の資料や新聞が溜まっていましたので、週末は東京事務所でひたすら目を通していました。札幌に戻らなかった週末は久しぶりです。1月26日、第21回アジア・太平洋議員フォーラムAPPF総会に出席のため、ロシア・ウラジオストックに向いました。
自民党・今村雅弘衆議院議員が団長、私が副団長をさせて頂き、6名の代表国会議員が二班に分かれて出発。私は、成田空港から、S7という航空会社の機材でウラジオストック空港まで直行。所要2時間35分。時差は日本時間にプラス2時間です。この日は移動日で、翌日は朝からウラジオストック市内を視察させて頂きました。このタイミング以外は27日の夕方から30日まで、APECが昨年の9月に開催された、極東連邦大学のキャンパスに缶詰ですから、短い時間ではありましたが、ウラジオストックの名所を巡って参りました。また、リクエストをさせて頂き、ランチは一般の家庭にお邪魔し、手料理を頂きながらゆっくりとお互いの国の事、語り合いました。気温はマイナス15度前後。雪は少なく、乾燥しています。風が強いので体感温度は非常に低く、痛いと感じる寒さでした。室内はコジェネレーションシステムを使ったセントラルヒーティングになっていて、どこに行っても25度くらい。町並みは歴史ある建物が建ち並び、美しく、雰囲気は港町なので北海道で言うならば、函館や小樽のような、何だか懐かしい感じがしました。走っている車の9割は日本の中古車。20年経っても壊れないという日本製に対する信頼は絶対的なものだそうです。ですから、車に限らず、日本製の人気は大変に高いそうです。さて、APPFですが、3日間の会議で、「政治及び安全保障に関する問題」「経済及び貿易に関する問題」「アジア・太平洋における地域協力」「APPFの今後の活動」に関して、各国議員から発言をします。会議に平行して起草委員会が開かれていて、コンセンサスと言う形で、各国からの意見が取りまとめられます。南シナ海の問題や、TPPに関して、中国代表団の方々とは激しいやり取りもありましたが、最終日には決儀、及び共同コミュニケの採択が行われ、各国の代表団団長の署名を持って閉会となりました。私は2日目、29日に「経済及び貿易に関する問題」に関して本会議で発言をさせて頂きました。また、ロシアの代表議員団、メキシコの代表議員団、ブルネイの代表議員団と2国間懇談をさせて頂き大変に有意義な意見交換が出来たと思います。