不利な条件を突きつけられる事がわかっていながらなぜ交渉に参加するのか?
掲載日:2013.03.11
9カ国で協議をしていたTPP交渉に、カナダ、メキシコが参加する際に不利な条件を突きつけられていた事がわかり問題になっている。私たちは、現9カ国がすでに合意した事項を再度議論することに同意しない限り、現9カ国での合意事項をリオープンできないこと、議論を集結する際に拒否権を持たない事は昨年の6月にはすでにわかっていました。その内容は何度も国民会議と慎重会で説明してきました。マスコミも政府もわかっていた事です。ですから、これはある意味では作戦。真実を少しずつリークして、国民に慣れさせるという自民党特有の高等技術なのではないかとおっしゃる方がいます。私もまさにその通りだと考えます。あえて情報を出して、そこを突かれても煙に巻き、それがどうしたと開き直って、安倍総理はBSフジなどに出演してしゃべり、正当化していく。国民を欺くようなマスコミによる操作は絶対に許してはならない。さらに、TPP参加11カ国は13日までシンガポールでTPP交渉を行っていますが、米国側は日本の参加問題とその後のスケジュールについて「日本はもうすぐ参加表明をする。その後は、9月の交渉での参加が初めてとなる。その際にこれまで交渉して来た事には口出しは許されない。新たな提案も出来ない。そして翌月の10月にはパリのAPECにて、各国首脳によるサインというイベントがある」と述べたという情報が入ってきました。明後日、この件に関してTPPを考える国民会議を開き、勉強会と意見交換をする予定です!
あの時の勢いはどこに?
掲載日:2013.03.08
自民党の安倍総理は、来週の金曜日、15日に記者会見を行いTPP交渉参加を表明するらしいという情報が今朝入って来た。「例え、党が決めようとしても北海道の一次産業や地方の暮らし、経済を守る為に体を張って、TPP交渉参加を阻止すると昨年末の総選挙の時、自民党の北海道選出議員の皆さんはおっしゃっていたではありませんか?あの時の勢いはどこに行ったのか。選挙前まで共に運動をしていた「TPPを考える国民会議」にも、先週開かれた時には、誰も顔を出さなかった。交渉参加は容認して、条件闘争に入ると言っているようだが、TPPの原則をわかっているはずだ。例外なき関税撤廃。例外が取れたとしても、10年以内には段階的に関税を撤廃し0にするのがハイレベルの経済連携である。一旦交渉に参加したら、デメリットの方が大きいとわかっても抜ける事など出来ない。さらに、今日の東京新聞にも掲載されていますが、TPP参加9カ国は、2011年11月に参加の以降を表明したカナダとメキシコ両国に対して、すでに合意した条文は参加国は原則として受け入れ、交渉を打ち切る終結権もなく、再協議も要求できないなど不利な条件を提示。念書も交わしている事がわかった。当然、日本も交渉参加を表明すれば、同じ条件を突きつけられる事になるだろう。そんな不利な条件から始まる交渉が果たして日本のメリットを勝ち取る事に繋がるのか?
週末は美瑛農民連盟の総会、帯広での講演会
掲載日:2013.03.04
昨年に続いて、美瑛農民連盟の総会にお招き頂きご挨拶をさせて頂きました。自民党の安倍総理が10日前後にも、TPP交渉参加を表明するのではないかと言われている中で、農業だけではなく、法律や条例、政策にまで協定違反だと言われ、改正や取り消しを求められるTPPの実態をしっかりと多くの人に理解してもらい、諦めずに最後まで戦っていきましょうとお話をさせて頂きました。また、昨日は帯広にお招き頂きました。憲法改正について皆さんで考えましょうというお話をさせて頂き、その後、意見交換で民主党への厳しいご意見を沢山頂きました。どのご意見もその通りですし、民主党の中でも様々な意見があり、まとまっておらず、今の段階では私自身大変に混乱しています。参議院選挙に向けてきちんと整理をし、民主党の方針や政策をはっきりとさせなければなりません。私に会いたいとわざわざ来て下さった方もいらして、とても嬉しかったです。お気遣い頂いてのど飴まで買って来て下さって、ありがとうございました!週末北海道は暴風雪で大変な被害が起きてしまいました。8名がお亡くなりになりました。心からお悔やみ申し上げます。亡くなったお父さんの胸に抱かれて助かった9歳の女の子の事を今日はずーと考えています。お母さんも亡くなりお父さんと2人暮らしだったと言う事で、どんなに悲しくて寂しいだろうと胸が詰まる思いです。一日も早く元気になって欲しいと願うばかりです。
今日の予定(3/1)
掲載日:2013.03.01
今日の予定(3月1日)
8:00 国土交通部門会議
10:30 TPPを慎重に考える会第45回勉強回
12:00 TPPを考える国民会議
12:30 〃 記者会見
PM 羽田より帰道
補正予算が成立
掲載日:2013.02.27
安倍内閣による、緊急経済対策を含む、24年度補正予算が、昨日、参議院本会議で賛成117票、反対116票のわずかに1票差で可決、成立しました。過去2番目に大きい規模の総額13.1兆円で、公共事業費が4・7兆円を占めます。防災、減債、老朽化対策の為のインフラ整備という事ですが、決して自民党議員の利益誘導にならないように、国民の血税が無駄な事に使われないようにしっかりとチェックしていきましょう。将来世代にまた借金を増やしてしまったのですから・・。今日は予算委員会で、外交・防衛の集中審議が4時間行われました。私は、調査会と重なっていて、冒頭抜けさせて頂き、調査会で10分間質問をさせて頂きました。生活保護世帯の子ども達への支援の為に、母親の教育が必要なのではないかという事です。子ども達が社会的リテラシーを身につける為には、家庭での生活習慣が大切です。その為には母親の意識を変えていかなければなりません。本日、調査会にお越し頂いた、参考人の方々にご意見を伺いました。(日本放送協会 解説委員 後藤千恵さん、慶応義塾大学商学部教授 樋口義雄さん)
TPPに関する日米共同声明
掲載日:2013.02.23
安倍総理は、オバマ大統領とホワイトハウスで会談し、TPP交渉参加について「あらかじめすべての関税撤廃の約束を求められない」とする、共同声明を発表した。「聖域なき関税撤廃を前提にする限り反対」と公約していたが、この前提がくせものだった!共同声明では、TPP交渉参加の場合はすべての物品が対象だが、交渉参加に際し、すべての関税撤廃をあらかじめ約束することを求めない。以前から交渉参加の前提条件と言われていた自動車、保険、牛肉の輸入規定それらに関して交渉参加の前に求めない・・ということだったのだ。そして、日本の農産品、米国の工業製品は貿易上のセンシティブな分野。最終結果は交渉の中で決まっていく・・まずは、交渉に参加をし、交渉の中で決まっていくのは仕方がない事・・と言う事になるのか?騙しである!完全な騙しだ!許しがたい!しかも、関税だけではない。問題は規制の緩和とISDS条項だ。とにかく、まずは様々な交渉結果のケースを想定して、メリット、デメリット、果たして本当に国益に資するのか、各省庁に試算を急がせるべきだ。そして、デメリットにどう対応するか、具体的に示してからでなければ、交渉参加は決めるべきではない!!
TPPを慎重に考える会
掲載日:2013.02.22
昨日の日本農業新聞にも記事が掲載されていましたが、久しぶりに「TPPを慎重に考える会」の勉強会が開かれました。その中で、安倍総理が今回の訪米でTPP交渉への参加を表明する事に断固反対の決議を採択し、昨日、会長・篠原衆議院議員と事務局長をさせて頂く事になりました私とで、自民党の世耕官房副長官にお会いし、決議文を安倍総理にお渡し頂くようお願いさせて頂きました。「TPPを慎重に考える会」は、今後も勉強会や阻止に向けての運動を継続して参ります。TPP交渉参加に意欲的な安倍総理の米国での発言が、大変に気にかかります。民主党政権下で私たちが、2年以上に渡って必死で阻止し続けて来たことが、いとも簡単に決められてしまうのは納得いきません。多くの国民の皆さんも、関税の問題だけではない、日本の伝統や文化、日本の国の形を大きく変えてしまいかねないTPP交渉参加には反対なのですから、安倍総理には更なる情報収集をしながら、メリット、デメリットの分析や経済的な試算も含め、充分に議論した上で正しい判断をして頂きたいと思います。
参議院で予算委員会が始まりました!
掲載日:2013.02.18
金曜日は、4時半の飛行機で札幌に帰りました。荒井さとし衆議院議員の新春の集いにお招き頂いていて、何とかギリギリ間に合ってご挨拶をさせて頂きました。荒井後援会の皆さんは、いつも暖かく接して下さり、皆さんとお会いすると元気が出ます。翌日、函館に向いました。見付ひろやす市議会議員の新春の集いに、今年も出席させて頂きました。函館の五稜郭で私の父が喫茶店を経営しています。知る人ぞ、知る「カフェテリア・トレール」久しぶりに父にも会う事ができ、また、お世話になっている方々と新春の集いの後、お話をゆっくりする機会もあり、大切な時間を過ごさせて頂きました。函館の皆さん、ありがとうございました。昨日は、朝早くホテルを出て、函館朝市へ。必ず函館に行くと、朝市をぐるっと廻り、市場で働く、皆さんにご挨拶をさせて頂いています。「お疲れさま、頑張って北海道の為に働いてよ!」と声をかけて下さる方もいて、大変に嬉しいです。その後、森町で応援して頂いている漁師さんに、ゆっくりと現場の事情を伺い、また、八雲町の水野牧場さんにもお邪魔して、皆さんの元気なお顔を拝見し、一路、千歳空港へ。そして、東京に戻ってきました。今日は、朝9時から、参議院の予算委員会です。7時間半コース。明日も7時間半、そして明後日は、7時間。長丁場ですが、総理や閣僚の答弁をしっかり、聞かせて頂いています!
原子力規制委員会 国会同意人事
掲載日:2013.02.15
昨日、衆議院本会議で自民、民主、日本維新の会、公明党などの賛成多数で原子力規制委員会の田中俊一委員長他、委員の同意人事が可決されました。今日は参議院の本会議が、10時から開かれ、参議院でも可決致しました。昨年、原子力規制委員会が発足するまでは田中委員長の福島県での健康や賠償に関する発言や、過去の経歴から人事は断固撤回すべきであると訴えてきましたが、今回の採決においては、先日、議院運営委員会で直接田中委員長に質問をさせて頂き、再稼働や、存廃の最終判断の際、圧力には屈しない。公正、中立な立場での判断をして頂けるとご答弁頂きましたので、賛成をさせて頂きました。福島からの避難者の方々や、原発再稼働に反対する方々にも、ご意見を伺い、安全規制の新基準に一定の評価をさせて頂きました。これからもしっかりと原子力規制委員会の委員の仕事に注視して参ります。
「民主党再生!市民対話集会」in北海道
掲載日:2013.02.12
昨日、札幌にて細野豪志幹事長が来道され、札幌グランドホテルにて、「民主党再生!市民対話集会」in北海道が開催されました。自治体議員、党員、サポーター、一般有権者の方々、約464名が参加して下さり、沢山の厳しい意見を頂きました。細野幹事長からは、お一人お一人のご質問やご意見に対して、お答えさせて頂きました。
●民主党には有権者からの声を吸い上げる仕組みがない
●民主党の自治体議員の活動が見えない
●党内の意見が割れるような政策課題についてはもっと充分な議論をするべきである
●消費税、原発再稼働、TPP、総選挙では自民党との違いがわからなかった
●党全体の力量不足など、また、マニフェスト違反の訳を課題ごとに問われる方もあり、皆さんの真剣な思いに心打たれました。また、新綱領についても
●民主中道を書くべきである
●平和憲法をしっかり守ると書くべきだ、もし、改憲するならば民主党の支持を辞めると言う声など、色々ご意見がありました。また、投票率を上げる為のご提案や小選挙区制を辞めるべきだと言うご意見なども頂き、13時から15時までの2時間があっという間に過ぎてしまいました。これからも、全道各地を廻って私たちは、有権者の皆さんと直接対話をする機会をどんどん作っていきます。顔合わせ、心合わせ、力合わせ。まずはお会いしてお話をしない事には何も始まりません。そして、昨日はこの会の前に、民主党北海道の常任幹事会との意見交換、連合の皆さんとの意見交換も行われました。細野幹事長は、本当に一生懸命です。昨日一日ご一緒させて頂いて、改めて、誠実さと真剣さが伝わって来ました。民主党再生・・厳しい厳しい道のりですが、こつこつとやるしかありませんから頑張ります!